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梅毒の症状や感染経路・治療方法、予防方法を調べてみた。

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2022年、梅毒感染者数は過去最高となっています。
梅毒の感染発生状況は、男性では20代~50代・女性では20代の感染者が増えています。

梅毒はキスでも感染します。
また、免疫ができないので何度でも感染する可能性があります。

梅毒の症状が出ない場合もあるので、知らないうちにパートナーに感染させてしまうこともあります。

梅毒は、早期発見することで適切な治療により完治することが可能です。

この記事では梅毒感染症の感染経路から症状・治療・予防・検査の方法などを紹介しています。

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梅毒の病原体

梅毒感染症は「梅毒トレポネーマ」という病原体により引き起こされる感染症です。

感染者の体液などが、粘膜や皮膚の傷口に直接触れることで感染します。
梅毒の感染力は強く、1回の性行為でも感染する確率は約30%と高い確率となっています。

梅毒の感染経路

性交渉やアナルセックス・オーラルセックスなどから感染します。
感染経路の多くが性器や肛門、口などの粘膜などによる性的な接触によるものとなっています。

また妊娠中の梅毒感染は特に危険です。
母親が感染していると、赤ちゃんが胎盤を通じて感染したり、出産時に産道で感染したりしてしまいます。

この場合、多くは死産にいたります。
死産にいたらなくても、神経や骨などに異常をきたしたり、生まれた後に遅れて症状が出るなど後遺症が出ることもあります。

梅毒の感染症状とは

梅毒の症状は、4段階に分けられます。

第1期

感染から約3ヵ月

  • 感染部位(性器・肛門・口など)に大豆くらいの痛みのないしこりや潰瘍ができる
  • 太ももの付け根がいたみもなくはれる

治療しなくても、数週間で症状は消えます。
症状がなくなっても感染力はあります。

第2期

第1期の症状が消えた後、1~3ヵ月後
(感染から3ヵ月~3年)

  • 頭痛
  • 発熱
  • 全身のだるさ
  • 風邪のような症状
  • 口内炎
  • 脱毛
  • 手のひら、足の裏、全身に赤、または白い発疹ができる
  • 発疹に痛みやかゆみはない

数週間から数ヵ月で症状が消えます。
症状が再発したり消えたりを繰り返す人もいます。
この時期も症状がなくても感染力はあります。

第3期

感染から3年~10年

  • 皮膚や筋肉、骨などにゴムのようなこぶ(ゴム腫)ができる
  • 全身に炎症が進行する

症状がないまま、何年も経過する場合もありますが、皮膚や内臓で病気は静かに進行しています。

現在では、この第3期までに治療されることがほとんどですが、治療しなければ骨や筋肉内臓まで広がっていきます。

第4期

感染から10年以上

  • 心臓、神経、血管、骨などに病気が広がり障害が現れ、最後は死にいたる
  • 神経障害
  • 脳梗塞
  • 心不全

第4期も現在では、ほとんどみられません。

梅毒の感染症を放置した場合

治療をしないで放置した場合、全身の臓器や神経が病気に侵され、神経障害や脳梗塞、心不全など命にかかわるような状態になり、最後は死にいたります。

梅毒の検査方法

検査時期:感染が疑われる行為から1ヵ月経過後(陰性確認は3ヵ月経過後)

GME郵送検査の場合、血液を採取します。

GMEでは、梅毒トレポネーマに対する抗体の有無を調べています。
この抗体は治癒後も長く多内に残りつづけるので、過去に梅毒に感染したことのある人でも陽性と判断されることがあります。

また、梅毒に感染しているとHIVにも感染しやすいため、HIV検査も受けることをおすすめします。

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梅毒の治療方法

抗生物質の服用による治療をおこないます。

梅毒に感染してから1年未満の治療なら、1~2ヵ月ぐらいの抗生剤の服用で治癒します。

病院や症状により入院治療がおこな合われる場合もあります。

治療が遅れるほど治療に時間がかかるようになります。
早期発見で適切な治療をおこなうことが大切です。

また、梅毒の症状は一時的に消えることがありますが、自然治癒することはありません。
梅毒トレポネーマは体内に潜んでいるので、自己判断で治療をやめないで、医師の指示に従って治療を受けましょう。

梅毒の感染予防対策

性交渉のときにコンドームを正しく使用することが、梅毒の感染拡大を防止する有効な手段です。

また、ほかの人の血液に直接触れないようにしましょう。
歯ブラシやカミソリなどのを共用での使用はしないようにしましょう。

妊娠中に梅毒感染症がわかった場合には、適切な薬剤で治療を行うことで、赤ちゃんに感染することを防ぐことができます。

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